strange items(楽天)


shade10.5〜15用スクリプト(WINDOWS&MAC用)一覧はこちらです。


bannerst.jpg
リンク用のバナーです。
リンクはご自由にどうぞ。

2015年12月13日

shade用スクリプトクィックガイド(その3)

私が3DCGソフトshade向けに作ってきた色々なスクリプトを紹介していくシリーズ。

第一回
第二回


に続き、今回は第三回目です。
前回に続き、ポリゴンモデリング系スクリプト。

<P40:集合点の分解 >

サブディビジョンサーフェイス(ポリゴンメッシュの角の丸め)をONにした形状で、複数の頂点を同一座標に集合させて、角(つの)の形にしている場合、その同一座標にある頂点がもしマージされてしまうと、角は消えてしまいます。

qu070.jpg

qu071.jpg

私が作った色々なポリゴンメッシュ系の加工スクリプトでは、「同一座標にある頂点はマージする」というスクリプトリファレンスにある命令(メソッド)を利用して形状に不具合が起きないようにしている物が多く、それらを使って「角が消えてしまった・・・」という場合、また角に戻したい頂点を選択状態でこのスクリプトを実行すると、

qu072.jpg

という感じで、角を戻せるのです。

このスクリプトでは何をやっているかというと、同一座標にある頂点を分解して、微妙にずれた位置に頂点を作っているのです。


<P41:ビトウィーン選択>

qu073.jpg

qu074.jpg

「一番最後に選択した要素(頂点や辺、面)」と、「最後から一つ前に選択した要素(頂点や辺、面)」を結ぶように選択を拡張してくれるスクリプトです。

carraraだったと思いますが、そういう機能が確かあり、面白そうなのでshadeでもできるように作ってみたやつですね。

こういうビトウィーン選択機能は、shadeもバージョン15で標準機能として実装されたようです。


<P42:面張りと削除>

qu075.jpg

上記画像のような状態で、「辺は残して面だけ削除したい」というのを当時のshadeでできるように作ってみたスクリプトです。

qu076.jpg

このスクリプトは二つの機能を搭載しており、「面が存在している場合は辺を残して面を削除」し、逆に「面が存在しない場合は面を貼る」という事をやります。

もっとも、面貼り機能だけなら、shadeには元々標準機能で面貼りツールが実装されていたのでそっちを使えばいいでしょう。


<P43:稜線のオフセットとコピー>

qu077.jpg
これは一つ前の「面張りと削除」で、辺を残して面だけ削除したポリラインですが、「元のポリラインと一定の厚みを持った形状を生成したい」という時に、このスクリプトを使います。

qu078.jpg

上記は透視図でパースがかかっているので一定の厚みに見えないかもしれませんが、実際は上面図などで見ると、一定の厚みになっています。

面の生成だけでなく、選択していた稜線のオフセット移動(一定の厚みで内側や外側へ移動する)機能もあり。

qu079.jpg

ただし、複製にしろ、選択稜線のオフセット移動にしろ、外側ではなく内側方向へ実行した場合は、頂点数が多いとポリゴンのねじれが発生する場合があります。
これは、他の3DCGソフトに搭載されているオフセット移動や複製ツールでもそうですが。


<P44:指定位置を中心にスケーリング>

qu080.jpg

qu081.jpg

qu082.jpg

qu083.jpg

選択している要素を、「選択要素の中心を元に数値で拡大縮小する」スクリプトです。
複数のグループを「同じ比率」で上下や左右、奥方向に拡大縮小していくために作ったスクリプトですが、shadeはバージョン13でツールプロパティパネルが搭載され、拡大縮小などをやるとそこに拡大率などの数値が表示されるようになったので、このスクリプトは使わなくなりましたね。


<P45:カゴ作成支援スクリプト>

qu084.jpg

qu085.jpg

厚み付けしてしまった後の形状に、カゴのように穴をお手軽に空けたいために作ったスクリプトです。

厚みが分厚すぎるとエラーが起きる場合があります。


<P46:ツイストツール>

qu086.jpg

qu087.jpg

選択している頂点をねじる(ツイストする)ツールです。

「先っぽも一緒にねじる」という、他の3DCGソフトには見かけない特殊なオプションも付けてみました。
これがあると無いとでは、結構使い勝手が違ってくるのです。


<P47:ガイドラインスケーリング>

qu088.jpg

選択している頂点を

qu089.jpg

ガイドライン(線形状)の形にしたがって、

qu090.jpg

二軸同時や、特定の軸方向にだけ拡大縮小するツールです。

qu088.jpg
qu091.jpg

テーパー(先細り)ツールとしても使えます。


<P48:ガイドラインムーブ>

qu092.jpg
選択している頂点を、

qu093.jpg
ガイドライン(線形状)の形に従って

qu094.jpg

移動(ムーブ)してくれるスクリプトです。

元の形状は直線状に並んでいる方が結果が予想しやすいです。


<P49:ガイドラインへフィット>

一つ前の「ガイドラインムーブ」スクリプトは、選択頂点が直線状に並んでいる方が結果が予測しやすいのに対して、こっちの方は別に直線状でもなくても、ガイドライン(線形状)の形にフィットするように選択頂点が移動してくれるスクリプトです。

qu095.jpg

qu096.jpg

qu097.jpg

スクリプトの実際の使用方法には若干注意しておく点があります。
(最初に二頂点しか選択していないと、ガイドラインが作れない)


<P50:外形面選択>

qu098.jpg

qu099.jpg

選択している面を囲んでいる面を選択状態にするスクリプトです。


<P51:指定の頂点数の面を選択>

qu100.jpg

頂点数で面を選択したり、現在選択している面と同じ頂点数で構成された面を選択状態にしたりします。


<P52:センタリング>

qu101.jpg

qu102.jpg

ポリゴンメッシュモデリングでは、ポリゴンメッシュパーツの中心をX軸やY軸、Z軸中央に移動したい事がよくあるので作ってみたスクリプトです。

上記の例ではX軸0の位置に中心を移動しましたが、Y軸0やZ軸0の位置にもポリゴンメッシュの中心を移動できます。

このセンタリングスクリプトは、選択頂点や選択辺、選択面ではなく、そのポリゴンメッシュ全体を移動します。
選択頂点だけを中心に移動するスクリプトは、また別にあります。


<P53:ポイント移動と面の複製>

qu103.jpg

qu104.jpg

ポリゴンメッシュの中の一部のポリゴンを、「元の形状にぴったりくっついた状態で」指定回数複製するのに便利なスクリプトです。
作った本人が言うのも何ですが、このツールはモデリングにおいては結構役に立ちます。
メッシュツールプラスには収録していないので、コマンドパレットにスクリプトを登録して使うと、使い勝手が良くなるでしょう。


<P54:選択の拡張(シフト)>

qu105.jpg

qu106.jpg

要素(頂点、辺、面)の選択作業を多少効率化してくれるスクリプトです。
上記の画像のように「同じ大きさの面」を複数持つ「平面形状」で役に立つでしょう。


<P55:選択の拡張(回転)>

qu107.jpg

qu108.jpg

こちらは、球状や回転体状の形状において選択を効率化するために作った物です。
「結果確定前のダイアログでは結果が確認できない」という不具合がありますが、使用自体には問題は無いと思います。

<P56:うずまきツール>

qu109.jpg

qu110.jpg

うずまきツールというのは、中心と外周で回転の大きさを変える事によって、うずまき状に選択頂点を回転するスクリプトです。
他の3DCGソフトにそういうツールがあったので、shadeでもできるように作ってみました。

たとえばカーモデリングで、タイヤホイールがうずまき状にカーブを描いている時などに役に立つかもしれません。


<P57:選択の拡張(貫通)>

qu111.jpg

qu112.jpg

選択している要素(頂点、辺、面)と、上面図で見て(あるいは側面図や正面図で見て)同じ位置にある要素も選択に加えるスクリプトです。

「ワイヤーフレームモードで投げ縄選択すればいいのでは?」みたいに思うかもしれませんが、「ループ選択してから、このスクリプトで選択を拡張」の方が、オペレーションが結構早くなる事がわりと多いです。


<P58:リング単位で拡大縮小>

qu113.jpg

qu114.jpg

選択している辺を、リング(ひとつながりの輪)単位にグループ分けした上で、各グループ毎に、「グループの中心をピボットとして拡大縮小する」というツールです。

ポリゴンモデリングにおいては、こういうツールは結構威力を発揮するでしょう。


今回はここまでです。

posted by stxsi at 20:51| shadeスクリプト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする